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お山生活

動物から学ぶ力のこと

ここ数日、今年で16歳になる愛犬「ぽー」とのお別れを
覚悟しながら過ごしています。
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去年の夏に、悪性リンパ腫であることがわかり、
脾臓が破裂寸前の状態であったところ、緊急手術をして
摘出しましたが、2ヶ月ももたずに
身体中のリンパが腫れ上がってきました。
このままでは、気管を狭める恐れがあるとのことで、
悩みに悩んで抗がん剤も使うことに。
一番ゆるい使い方で、あくまでも呼吸を楽にすることを
目的にして、体への負担を軽くしました。
そして、今年に入ってその抗がん剤もやめ、
副作用を抑える薬もやめ、
当初の2月末までの余命を超えて、今も頑張っているのわけですが、
何度も何度もミラクルを起こし、復活劇を見せます。
先々週の日曜日からいよいよ食事が取れなくなり、
立つこともできなくなるかと思うと、また立ち上がり
食べ物を口にし、排泄のために歩き、そしてまた立てなくなるを
繰り返しているわけです。

今はひどい貧血と脱水症状のため、点滴と経口補水液で
見守っているのですが、私はこの子の「生きたい」という気力の
凄まじさには、ただただ感服するばかりです。
もう頑張らなくていいと言っても、強い目力で生きる選択をする。
獣医さんにも、その気力は動物によってまちまちで
これだけ身体中のリンパが腫れていて、生きていることの方が
不思議だと言われました。
人間と一緒で動物も気力を無くすと、死んでしまうそう。
たぶん、うちの子は心臓も強いのでしょう。
内臓の転移はあるものの、歳のせいか進行も遅かったことも
幸いしているのでしょうが、この子は生きることしか考えていない。
そのまっすぐな生への執着というか、家族と一緒にいたいという
思いがとても強い。

1月に他界した20歳の老猫「にあ」もまたそうでした。
4年あまり腎不全と戦ってきました。
数値的には、あまり見かけないほどの高い数値にも
関わらず、自己治癒力の高さと生きたいという気力の
強い子だったそうです。
というのは、当初は尿毒症でしばしば倒れることが
あったにものの、子猫の凛子が来たことによって
自分が面倒みなければと、生きる気力を引き出したのでしょう。
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そしてまた、この凛子にも生きる希望と安心を与えたのが
この2匹でした。
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親でもない、また種も違うモノに可愛いがられ
なんの寂しさも感じずに、
この2匹が自分の家族と疑わず、すくすくと大きくなった凛子。
2匹の愛情をたっぷり受けて、まっすぐ生きる力は
きっと、凛子にも引き継がれているのではないかと感じています。

映画「フォレストガンプ」の中で、母親の最期のシーンで
「私の死を恐れてはいけない。死は生の一部なのだから。」
といったセリフがありました。
死は100%やってくる。
だからこそ、頑張って死ぬまで生きる。
私も、いつも心に思っています。
そして、またこの子達の生きることだけに突き進む
強かさを学んでいる気がします。




by youleechang | 2016-04-13 11:50 | 動物のこと

湘南の山側に暮らしながら、暮らしのあれこれを発信。
by youleechang

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