お山生活

作家さんの器のこと

お料理が好きな方の家に行くと、必ずと言っていいほど
たくさんの食器があります。
テーブルに出されるお料理は、やはり器や盛り付け方まで含んで
美味かどうかを、瞬時に捉えてしまいます。

私は、自炊を多くしますが、
そんなにお料理が得意ではないかな。
でも、なによりも食べることは大好き。
なので、やはり食器にも興味を持っています。
「食べる」という行為は、もちろん味も重要なのだけれど、
目からの情報は同じくらい重要かもしれないと、よく考えます。

ちょっと余談ですが、
その場の雰囲気にすら味覚は左右されることもあり、
すごく美味しいと思ったレストランで、別のメンバーで行ったら
あまり美味しく感じなかったなんてこと、経験したことありませんか?
話す内容や相手、雰囲気、気分、体調でこんなにも
感じ方が違ってしまう「食べる」という行為。
それだけ、人間の味覚は、視覚や聴覚、嗅覚からも影響を受け、
繊細に変化するのだなーと感じる場面があります。

なので、普段の食事もただお皿にのせて、テーブルに並べればいい。
とは、思えないのです。
自宅には、立派な器がたくさんあるわけではないけれど、
自分が気に入った器を少しずつ集めて、シンプルでも美味しい料理を
頂くということは、なるべく実践したいところ。

ということで、前書きが長くなってしまいましたが、
たまに作家さんの個展には出かけるようにしています。
先月も漆器のうつわ展へ行きました。
漆器は、ついつい作家さんと話し込んでしまい、写真を全く取らず。。。
以前購入した漆器を、今度UPしようと思います。

そして先週も備前焼の作家さんの個展に、伺ってきました。
実は、明日も木工作家さんの個展に行く予定なのですが、
人気作家さんのため
整理券が配られるかもしれず、入れない恐れもあるとか。

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森本さんは、3年前にグループ展で、お会いした備前焼の作家さん。
この方の食器もそうですが、花器がまた美しいのです。
備前焼きの焼しめた褐色の飾らない無骨さに、
森本さんが造り出す作品の繊細なラインが
たぶん私の心を掴んでいるのかもしれません。
以前のグループ展は、ごはんを食すうつわ展だったので、
花器を見ることはできず、今回は花器も楽しみに
伺いました。

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備前焼は野草も似合うし、こんな艶やかな色のポピーも
似合うんだと、ますます花器に心奪われた時間でした。


中でも目を引いたのが、この花器。
同じ形で、備前焼らしい褐色のものあったのですが、
こちらの白備前もまた目を惹きました。
私は、白い備前焼があることをこの日初めて知りました。
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今回は、花器にしようか、盛り付け皿にしようか、散々悩んだ結果
器を買って帰りました。
森本さんに、「この器に水を張って、花を活けてもまた綺麗ですよ」と
言われたので、両方楽しんでみます。

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窯の中で重ねられた器たちの中で、一番上になった器でなおかつ
火の近くにあると、藁の灰が器に落ちます。
その灰がお皿の内側で、まるで模様のように黒くちりばめられた
感じがとても目を惹きました。

陶器についての知識も薄く、焼き物を語れるような経験も積んでいませんが、
自分のインスピレーションで、これはいい!と気に入ったら
それでいいのだと思います。

一緒に行った華道の師範のお友達と、この器には
料理だけでなく、どのような花を活けたらいいかなんて語りながら、
ひとつひとつゆっくりと見てまわる時間は、
日々の喧騒を忘れさせてくれました。

作家モノは、
自分の懐と相談しつつ、気に入れば買う。
迷うならやめる。
それだけのこと。
たくさんのものを見て、触れて、話を聞いて、じゃんじゃん使う。
そうしているうちに、自分なりにしっくりきて、
買った時の気持ちとか、作家さんの想いとか、
使い込んだ味わいとか、そんな全部をひっくるめて
大事にしたくなるんだなと思っています。

明日は、どんな作品に出会えるんだろう。
楽しみです。

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by youleechang | 2016-06-10 19:57 | いいもの

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